最近、街中で老人がセルフレジで困ってたり、キャッシュレスで失敗してたりして、列を止まらせてみんなを困らせたりしてるのを度々見てるんだけど、あれは本人たちも相当困ってるんだろうなと思う。

この前もドラッグストアで、会計の機械の前にいたおじいさんが、画面に何か表示されるたびに固まっていた。店員さんが遠くから「そちらでお支払いお願いします」と言っていて、おじいさんは聞こえたのか聞こえてないのか、カウンターの前で財布を開いたり閉じたりしていた。

ようやく機械のところへ行って、現金を入れる口を探して、ポイントカードを出して、画面の「はい」「いいえ」を何度か押し間違えて、結局エラーになった。

女性の薬剤師さんが出てきて、「私がこちらでやりましょうか?」と言ってくれたのは良い対応だったと思う。危なっかしそうな老人が来たら、最初から有人のほうに誘導して先回りするしかないのかもしれない。

でも、店員もずっと一人につきっきりにはなれない。セルフレジは増えるし、券売機も注文用のQRコードも増えるし、キャッシュレス決済も種類が多い。こっちだって、初めて行く店のレジで「ポイントカードは先? 袋は画面で選ぶ? 決済はタッチするだけ?」となることがある。

特に困るのは、機械が一応しゃべってはいるのに、何をすればいいのかは全然わからないことだ。「カードをお持ちですか」と聞かれても、どのカードの話なのか、持っていたら今出すのか、あとで読ませるのかがわからない。画面には小さい文字で書いてあるけど、急かされる状況で全部読める人ばかりではない。

もう面倒だから、声で受け答えできるべきだよね。しかも「はい、いいえ」だけじゃなくて、「ポイントは使わない」「現金で払いたい」「袋はいらない」「何をすればいいの」と普通に言ったら、状況を見て案内してくれるくらいの。

機械に話しかけるのが嫌な人もいるだろうし、耳が遠い人には別の問題もあるだろうけど、今の「画面の指示を読み、正しい順番で正しい場所を押せる人だけが一人で会計できる」よりはましな気がする。

自分もたぶん、数十年後にはその時代の何かの前で固まる側なんだろうな。今の老人を見て、遅いとか覚えろとか言っていられるほど、自信はない。