ちんちんに麻酔注射をした。

いや、正確にはちんちんにできものができて、それを取るための局所麻酔。病院に行くまでは、薬を塗って終わりとか、せいぜい液体窒素を当てるくらいだと思っていたんだけど、診てもらったら「切除したほうがいいですね」と言われた。

尖圭コンジローマというやつらしい。名前だけは聞いたことがあったけど、自分がなるとは思っていなかった。原因について説明を受けて、予防って大事なんだなと今さら思う。HPVワクチンは女性だけのものだと思っていたけど、男性も対象になる場合があるらしいので、もっと早く知っておけばよかった。

そして問題の麻酔注射。歯医者なら、麻酔の注射が痛くないように表面麻酔をして、そのあと注射、みたいな流れがあるじゃん。あれを期待していたら、普通にいきなり刺された。

痛い。ものすごく痛い。

場所が場所なので、刺された瞬間に体が勝手に跳ねる。一本で終わりかと思ったら、効きにくいところがあるらしく、何箇所か追加された。注射が終わるまでが手術の本番みたいな気分だった。

先生は淡々としていて、「少し痛いですよ」と言っていたけど、少しではない。声を出さないようにしていたものの、たぶん変な声が漏れていたと思う。とはいえ、麻酔が効いてからは本当に感覚がなくなって、切除されているはずなのに何をされているのか全然わからなかった。

終わってから「一番痛かったのは麻酔でした」と言ったら、先生に苦笑された。手術そのものより麻酔のほうが痛いという話はよくあるらしい。終わった今だから言えるけど、あの注射をもう一度やるくらいなら、できものができないように普段から気をつけたい。

まぶたとか肛門とか、デリケートな場所の麻酔は大人でも泣くほど痛いらしい。感度3000倍みたいなのは創作だけど、感度をゼロにするための注射は現実にある。ただし、そのゼロにするまでが痛い。

切除自体は無事に終わった。しばらくは傷の手当てが必要だけど、とりあえず一番怖かったものは終わった。性病、ほんとうに予防したほうがいい。こんな思いをするくらいなら、最初からワクチンとか、できる対策をしておけばよかった。