「あっけなく死ぬ」の基準は難しい。死闘の末に力尽きるのか、物語の途中で突然いなくなるのか、死後にどれだけ意味を持つのかでも印象は変わる。個人的には、これから活躍すると思っていた人物が、前触れなく退場する瞬間にいちばん驚く。キルヒアイス、上杉和也、アヴドゥル、カミナ、ギュネイ、柿崎、内海課長あたりは何度見ても「え?」となる。逆に、その死が物語を動かすなら、あっけなさ自体が作者の狙いなのかもしれない。雑な死に見えて、残された側の人生を大きく変えることもある。だからこそ、納得できるかどうかは、死に方より、その後の描かれ方で決まる気がする。