最近、司法に対する不信感ってどんどん増大しているよな。
ジャンポケ斎藤の件で、不同意性交で求刑7年というニュースを見た。求刑だから判決とは違うし、法律上の下限や事件の具体的な事情もあるんだろうけど、それでもSNSでは「重すぎる」「女割だ」「相手が女性だからこうなった」みたいな反応が大量に出てくる。
一方で、子どもを何人も殺したり、家庭内の暴力で人を死なせたりした事件の量刑が意外に軽く見えることもある。性犯罪は厳罰化されてきたのに、身内への殺人や介護殺人は情状酌量が大きい。その違いを説明されても、被害者や遺族からすれば納得できないだろうし、外野の自分たちも断片的な報道だけを見て「おかしくないか」と思ってしまう。
ただ、ここで混同してはいけないのは、法律の刑罰を決めるのは立法で、起訴するか求刑するかは検察、判決を出すのが裁判所だということ。全部まとめて「司法が腐っている」と言うのは雑すぎる。求刑7年を見て判決が7年だと思っている人も多いし、起訴された事実だけで有罪が確定したように話す人もいる。
それでも、検察の不起訴理由がよく分からなかったり、冤罪や人質司法の問題が繰り返されたり、政治家や権力者には甘いのではないかと思わせる事例が続けば、不信感が広がるのは当然だと思う。SNSが極端な事件だけを拡散している面もあるけど、だからといって「無知なだけ」「メディアに踊らされているだけ」で片付けるのも違う。
市民感情で量刑を決めろとは思わない。被害者感情と、部外者である自分の怒りも別物だ。でも、なぜその結論になったのかをもっと説明しないと、「都合のいい相手だけ厳しく、権力者や身内には甘い」という印象だけが残ってしまう。
不信感を持つなと言う前に、制度の違いを分かりやすく説明することと、検察や裁判所が自分たちの判断を検証できる仕組みを見せることが必要なんじゃないか。