39歳、年収850万だけど婚活市場で惨敗したから聞いてくれ
39歳、地方在住、ITエンジニア。年収は850万円くらい。身長175センチ、見た目はたぶん普通。服はユニクロかスーツセレクトで、清潔感はあると思う。仕事はそれなりにできるし、転職すればもう少し上がると思う。
結婚相談所に一年半在籍して、申し込みは200件以上した。お見合いまで進んだのは15件くらい。費用は総額50万円ほど。仮交際になった人もいたけど、誰とも続かなかった。
自分では、条件は悪くないと思っていた。
共働き希望。ただし、転勤を命じられた場合は会社を辞めるつもりはないので、できればついてきてほしい。家族のために仕事を辞めるという選択肢もあるけど、現実問題として年収850万を捨てるのは難しい。相手にも働いてほしい。子どもができたら、もちろん家事育児は協力する。
相手の希望年齢は30代前半から半ば。容姿は普通以上で、仕事か趣味を持っていて、会話ができる人。こちらが食事代を出すので、極端にお金に執着しない人がいい。
初回の食事は高級焼肉にしていた。ケチだと思われたくなかったし、年収850万ならそのくらいは普通だと思っていた。ほかには寿司やフレンチ、サウナの話などをした。自分の仕事の話をすると、みんな興味深そうに聞いてくれた。少なくとも、つまらない時間にはしていないつもりだった。
でも、断られる。
「男性として見ることができませんでした」 「会話が一方的に感じました」 「知識を教えてくれるのはありがたいですが、ずっとセミナーを受けているようでした」 「結婚後の生活が想像できませんでした」
そういう理由だった。
ある人からは、カフェ巡りが趣味だと言われたので、僕が行ったことのある店やコーヒー豆の話をした。自家焙煎の店についてかなり詳しく説明したところ、相手は黙ってしまった。沈黙が気まずかったので、今度は仕事で使うシステムの話をした。
反省ノートを見返すと、毎回似たようなことをしていた。
相手の話を聞くより、自分の知識や経験を話す。相手が何か言うと、「それはこういうことですよ」と解説する。相手の意見に対しても、正しいかどうかを考えてしまう。会話を盛り上げようとしているのに、結果としてマウントを取っているように見えていたらしい。
「これだけ払っているんだから、もう少し楽しそうにしてくれてもいいのに」という気持ちが、態度に出ていたのかもしれない。
お会計は毎回全額払っていた。ある女性に「お会計のときに財布すら出さない姿を見て、パトロンと付き合っているような居心地の悪さを感じました」と言われた。自分としては、女性に払わせないようにしていただけなので、そこまで言われる意味が分からなかった。
別の女性には、LINEで仮交際を終了したいと直接伝えられた。既読がついた瞬間、目の前が真っ暗になった。相談所を通して断るものだと思っていたので、かなりショックだった。
「反省ノートまで作っているんですね」と言われたこともある。自分なりに改善しようとしているだけなのに、重いと思われたらしい。
39歳、年収850万、仕事もできる。これだけ揃っていれば、普通にしていれば結婚できると思っていた。男は30代からが全盛期、仕事ができればモテる、という話をどこかで信じていた。でも実際には、申し込みのほとんどがプロフィールの段階で断られ、会えても一、二回で終わる。
自分は何がダメだったのか、誰か教えてほしい。
年収が足りないのか。地方在住で転勤の可能性があるのが悪いのか。年下を希望しているのが高望みなのか。容姿なのか。それとも、本当に会話がつまらないのか。
相談所の担当者からは、相手の話を聞くように、自分の話を少し減らすように、と何度も言われた。でも、聞くだけでは会話にならない気がするし、こちらが何も話さなければ相手も困ると思う。自分から話題を出しているのに、なぜ嫌がられるのか分からない。
もう婚活はやめて、毎週高級焼肉を食べて、一人でサウナに行っていた方が楽なのかもしれない。結婚したいと思って始めたのに、今は女性と会うたびに採点されているようで疲れた。
追記。
この文章は、実際の婚活の失敗談をもとに、生成AIにかなり手伝ってもらって書いた。依頼したのは「三十代後半の年収の高い男性が婚活で失敗する自虐風の匿名ダイアリー。年収やブックマークしたくなる要素を入れて、エンタメっぽく」という内容。
なので、細部は正確ではない。財布のくだりやLINEの既読、パトロンという表現は、生成された文章を自分で十分に読み直さず、そのまま使った。意味が通らないところがあるのはそのせいだと思う。
でも、ブックマークが思った以上についていて驚いた。AIだと気づかなかった人も多いようなので、今の生成AIはすごい。婚活で惨敗した39歳の男は、たぶん実在しない。
ただ、AIに書かせてみて思ったのは、こういう「年収はあるのに結婚できない男」の話が、簡単にそれらしく作れてしまうことだった。条件、焼肉、転勤、共働き、会話のマウント。たしかに、いかにもありそうな材料を並べれば、読んだ人は勝手に自分の知っている誰かを重ねる。
無料のセミナー講師に成り下がっていた、という締めもAIが考えたものだ。自分で書いたわけではないのに、そこを読んで反省を促されている人がいて、少し申し訳なくなった。
釣りだったのか、AIの実験だったのか、どちらでもいいと思う。人間が書いた文章も、AIが書いた文章も、読んだ人が何かを感じてコメントするなら、もう区別する意味はあまりないのかもしれない。
というわけで、釣られた人はごめん。次はもう少し辻褄の合う文章を書かせる。